2014.11.29 ☆玲子のアイショット☆~札幌ドーム Part 1 ~

今回ご紹介するのは、サッカーと野球2つのプロチームの本拠地となっている世界で唯一のスタジアム!

札幌ドームです。

 

まずは、銀色に輝く近代的な外観から見てみましょう。

札幌ドームの屋根はドームの中でも一番の大きさで、畳約32、700枚分もあります。緩やかな丸みを帯びたシェル型(貝殻型)の屋根が特徴的。これは雪が落ちやすくなるためだそうです。

 

 

それだけではありません。
14、650tもあるステンレス製の屋根葺き材は着雪しにくくなっており、さらに冬に吹く北西の季節風による吹き払い効果で、大きな雪の塊になる前に下に落ちるよう工夫されています。このため屋根の除雪作業や融雪システムなどの設置が不要になります。維持管理の負担軽減と省エネルギー化に貢献しているんですね。デザイン性と機能性を両立させる建設マンの技術力には感動します。



この屋根の工事に関わった人数は述べ32、600人!

一番高い68mのところに登って作業された建設マンもいます。雪国の気候に備えた構造になっていますが、工事中は雪との闘いだったようで、積雪寒冷地ならではの実験を数多く行ったようですよ。建設マンの努力ですね!

 

屋根の下はガラスのカーテンウォールになっています。カーテンウォールは建物の荷重を柱や梁などで全て支えているので、建物の荷重は直接負担していません。すっきりとしていますね。

 

札幌ドームはアリーナの大部分が土に囲まれた半地下構造になっています。これにより建物全体の断熱性が高まり、アリーナ内の温度調節に大きく貢献しているとのこと。冷暖房用のエネルギー消費を抑えることが出来ます。さらに、ドームの半地下設計によってドーム壁面の高さが低くなるため、大きな建物の周辺に吹きやすい、いわゆる「ビル風」を抑える効果もあります。

また、札幌ドームの南面フェンスには400枚以上の太陽光発電パネルが設置されており、ドームで使う電力量の約0.6%(年100万円)を節約できるそうですよ。

 環境にとても配慮されたドームですね!

さて、札幌ドームは、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

1992年7月、札幌市が2002FIFAワールドカップの開催候補地として名乗りを挙げ、1996年1月に野球やサッカーなどを多目的に利用できるドームスタジアムとすることを正式決定しました。翌1997年に行われた設計コンペの中で、サッカー用の天然芝を空気圧で浮上するステージに乗せてドームに出し入れする「ホヴァリング・ステージ」方式が採用されたのです。これは世界でも初めての試み。1998年6月に着工し、2001年5月に完成しました。

 

この画期的な「ホヴァリング・ステージ」

グランドが動いて野球場からサッカー場に変わるんです。私が訪れたときは、屋外のオープンアリーナにサッカーで使用する芝がありました。試合の無いときは外で良好な芝を育成しているそうです。

 

縦120m、横85m、重さ8、300tの巨大な天然芝のステージ。どうやって移動すると思いますか?移動手段は、空気圧と車輪なんです。まず、空気圧によって7.5cm浮上。そして34個の車輪を使い、分速4mで移動します。ムービングウォールが開きドーム内に入り、屋内でのサッカー試合が可能となるわけです。このシステムはビデオで拝見しましたが、そのハイテクな技術に驚きました。

 こちらで詳しく説明されているのでぜひご覧くださいね。

http://www.sapporo-dome.co.jp/dome/hovering.html

夢のような発想を実現化させた建設マンや建設ウーマンの技術力に脱帽です。

 札幌ドームでは、試合やコンサートなどが行われていない時は見学ができます。私も参加させていただきました。その様子は、次回ご紹介しますのでお楽しみに!

 

柳野玲子

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