2015.1.15 ☆玲子のアイショット☆~国立西洋美術館~

上野公園内には、動物園や博物館、科学館など様々な施設があり人々に愛されています。

今回ご紹介するのは、国立西洋美術館。皆さんも一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?

国立西洋美術館は、フランス政府から寄贈返還された松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)を基礎に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959(昭和34)年4月に発足。以来、広く西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館として、展覧事業を中心に、西洋美術に関する作品および資料の収集、調査研究、修復保存、教育普及、出版物の刊行等を行っています。

(国立西洋美術館HPより)

本館の設計者は、20世紀最大の建築家とも呼ばれているル・コルビュジェ。

1958(昭和33)年3月に着工し、1959(昭和34)年3月に竣工。

2007年には国の重要文化財に指定されました。

この建物は、ル・コルビュジェが設計した日本で唯一の建物であり、さらにル・コルビュジェの手がけた美術館建築の中で最も完成度の高い作品だと評価されている建物です。

建築界の巨匠と呼ばれている方の最高峰が日本にあるなんて、誇らしいですね!

外壁を良く見ると、緑色の小石を全面に貼り付けてありました。

現在の外壁は建設当時のオリジナルではなく改修したもののようですが、手が込んでいますね。シンプルですが豊かな表情、そして重厚感を感じます。日本の建設マンの繊細な技術ですね。小石の数、いくつあるのでしょうか?気の遠くなる仕事です。

館内は美しい空間構成。

コルビュジェの特徴でもありますが、“無限成長美術館”をコンセプトにすべてが計算された造りになっているそうです。

中庭は落ち着く空間が広がっていました。

ちなみに外には、ロダン『考える人』や『地獄の門』などの彫刻もあります。

迫力がありますね!

1998年には、地下を含めすべてを地盤から絶縁する大規模な免震レトロフィット工事を行いました。

本館の地下には、免震の解説パネルが展示されており、透明のガラス越しで免震装置を見ることもできるんですよ。

最近では建物の免震化も良く耳にしますが、実際は隠れている部分なので、こうして目にできる状況は貴重ですね。

文章や写真、図では理解しているものの、間近で見るとより構造がわかり納得できますよ。

皆さんもぜひ見てみてください。

建設マン達により、建設時はもちろん大切に維持管理され免震化した国立西洋美術館。

現在、世界文化遺産の候補となっています。

登録となれば、東京で初の世界遺産!

その日が来るのが楽しみですね。

柳野玲子

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