2015.11.9 玲子のアイショット~羽田空港第二ターミナル~

日本一の旅客数・離発着数を誇る、日本一忙しい空港といえば、羽田空港

皆さんも一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?私もお仕事や帰省、旅行など数えきれないほど利用させていただいています。今回は、羽田空港第二ターミナルをご紹介します。

 

 

羽田空港第二ターミナルの左右は、北ウイング・南ウイングに分かれています。中央の帽子のようなガラス張りの建物を中心に左右対称となっており、両ウイングを繋いでいます。羽田ハット、なんだか可愛いですね。

 

 

東京大田区にある東京国際空港、通称羽田空港第2ターミナル。もそも年間6000万人を超える空港旅客の混雑を緩和するために計画され、2004年に完成しました。

建物は、2005年度のグッドデザイン賞を受賞しています。デザインテーマは、東京湾に面した立地の特性を活かして“海”。水や砂浜をイメージさせる屋内外の色使い。波のうねりを連想させる、チェックインロビーの屋根形状。

 

 

チェックインロビーの天井は舟の形をした舟形開口トップライトから自然光が射し込む工夫がなされています。省エネ効果もありながら、素晴らしいデザインですね。海が大好きな私としても、とても居心地が良く快適な空間でした。

 

 

弓のような形状。

このトラスが屋根を支え、柱の無い空間を構成しているそうです。このトラス鉄骨を取り付ける作業も大変だったことでしょう。トラスは地上で地組され、クレーンであげていきます。

この大空間には、建設の為の足場が多くあったでしょうね。トラス梁の支保工としても、天井や壁の内装仕上の為には足場が必要です。たくさんの建設マンが行き交っていたことでしょう。

羽田ハットの吹き抜け空間も近未来的です広々としていて解放感がありますね。このような吹き抜けの大空間を有する施設は構造上揺れに弱いといわれているそうですよ。しかし第二ターミナルでは、新耐震基準を満たしている上に天井材の落下防止対策も念入りに行ったそうです。公共の建物なので、安心ですね。

 

安全性・対災害性などの高い機能性も兼ね備え、それと共にデザインを忠実に建物に反映させるのは、建設マンやけんせつ小町の皆さんです。忙しい現代人が、便利で快適な移動ができるのも、建設マンの皆さんのおかげですね。

 

太くて大きな支柱。羽田ハットの外観は一面ガラスです。そのガラスの外壁を支えているのが、これらトラス状の柱です。様々な太さのパイプを溶接して組み立てる作業は苦労しそうですね。存在感はありますが、見事に空間に溶け込んでいました。

 

こちらには、以前アイショットでもご紹介した金物が使用されていました。それぞれのガラスを金物がわしづかみにしています。トラス柱に着いた金物。柱と柱の間にはガラスの方立があります。ガラスの方立に着いた金物で外装ガラスを支えています。主張せずにすっきりしたお洒落な空間を演出できるのですね。

天井部や吹き抜け部などにガラスを多用することによって、自然光を最大限に活用することができます。全体的に明るいですよね。省エネにも力を入れているのがわかります。写真右側にあるのはエレベーター。

対空間に円形のシャフトの中を上下しています。エレベーターシャフトには壁がありません。まさに、魅せるエレベーター。多くの人に見られる為、隅々まで美しくなければなりません。安全面はもちろん、最高の出来栄えを求められます。建設マンやけんせつ小町の技が随所にあふれたエレベーターですね。

 

ハット型の空間は平面的にはR形状になっているので、柱は傾いています。図面を書くだけでも大変そうです。その空間を造ってしまう建設マンには、本当に尊敬します。緻密に計算し、施工図を作る。施工図に基づき制作する。何もない状況から、大空間を造るための足場を組む鳶工の皆さん。その足場上で仕事をする建設マン・けんせつ小町。全てが完成し、足場を解体する瞬間はなんともいえない感慨深い想いを抱くことでしょうね。

 

ホテルやレストラン、ショップもたくさんあるので、私はいつも少し早めに空港へ行って堪能しています。移動手段のみではなく、建物を眺めながらゆっくり過ごすのもオススメですよ。建設マン・けんせつ小町の皆さんの力で、これからますます進化し変化し続けていくことでしょう。今後も楽しみですね。

柳野玲子

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