2015.12.19 ☆玲子のアイショット☆~東京ドーム~

 東京のシンボルといえば、何を思い浮かべますか?

東京タワーやスカイツリーなどがあがりますが、東京ドームもはずせません。

 東京ドームは、1988年(昭和63年)に日本初の屋根付き球場としてオープンしました。建築面積は46.755㎡、収容人数は5万5000人。年間を通じ、野球をはじめ各種スポーツ、コンサートなど様々なイベントが行われているドームです。

  

愛称は「BIG EGG(ビッグエッグ)」

上空から見ると外観が「大きな卵」に似ているからという説が広く知られていますが、実は「BIG EGG」が「BIG Entertainment & Golden Games」の頭文字をとった略であるという説もあるそうです。

 

 工期は3年弱。どれだけのコンクリートと鉄筋そして鉄骨を使用したのでしょうか。基礎を造り、スタンド・トレーニングルーム・ロッカールームなどをつくっていき、そして屋根を張っていく作業。タワークレーン・クローラークレーン・ラフタークレーンなど様々なクレーンを使い分けてつくっていったのでしょうね。延べ何人の建設マン・けんせつ小町が働いたのか、想像できません。

 

さて、このふっくらとした屋根の構造。どのようにして膨らんでいるのか気になりませんか。これは空気の力を利用しているそうです。東京ドームのために開発された屋根膜は、フッ素樹脂コーティングしたガラス繊維膜材を使用。

スタンド最上部に設置されている36台の加圧送風ファンによって、絶えずドーム内に空気を送り込み、ドーム内の気圧を外よりも0.3%高くして屋根膜を支えるという仕組みになっているそうです。その気圧差は、ビルの1階と9階に相当するとのことで、人体にはほとんど感じられません。そして、屋根の膜を張るためのワイヤーは28本。総重量はなんと400トンにもなるそうです。すごい重さですね。

膨らます時にはワイヤ-に架かる力を計測するなど高度な施工管理技術が必要でしょう。緊張するなか、予定通りに完成した時の建設マンの喜びは計り知れないでしょうね。

 

さらにこのドームの屋根、実は傾いているんです。なぜ傾ける必要があったのでしょうか。これは、隣接する小石川後楽園の日照や風の影響を考慮したからだそうです。また、建物全体も5メートル掘り下げているとのこと。建物を建設する際には色々な問題や障害も想定されますが、このように知恵をふり絞って解決していくことも多いでしょうね。

ちなみに、屋根に使用している膜材は埃やゴミを雨で自然に洗い流すという特徴を備えているので、特に清掃などは行っていないそうです。大きな屋根を定期的に清掃するのは大変ですが、効率がいいですね。

こちらはインパクトのある外観。プロ野球の歴史がわかる、野球殿堂博物館です。日本で唯一の野球専門博物館、ドーム内部にあります。プロ野球にかぎらず野球の功労者を称える博物館で、殿堂入りした人たちのレリーフが飾られているほか、歴史的な記録や名選手にまつわる品物も数多く展示されています。壁の石一枚一枚、野球の動きを躍動的に表現したレリーフ。芸術家の創作力を丁寧に外壁に実現させたのは建設マンです。

 

東京ドームでは、ドーム内をガイド付きで見学できる「東京ドーム内見学ツアー」もあります。また、東京ドーム周辺には遊園地やショッピング施設、スパ、ホテルなどもあるので充分満喫できますよ。

 

 今の時期はイルミネーションがいつもに増して綺麗です。一日楽しく過ごせそうですね。

柳野玲子

 

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